インストールの注意事項


全般的な注意事項:
  • Service Pack 1 は累積的に作成されており、これまでのすべての 10.1 パッチからの修正が含まれています。これまでのパッチがインストール済みであれば、そこに Service Pack 1 を適用して必要なファイルを更新することができます。
ArcGIS 10.1 for Desktop:
  • ArcGIS for Desktop のインストールでは、インストール環境においてユーザがシステム管理者であるか、上位の権限を持っている必要があります。
  • ソフトウェアの競合を防ぐため、1 つのコンピュータ上にインストールされている ArcGIS 10.1 製品のリリース バージョンを同じに保つことが重要です。
  • ArcGIS for Desktop の共有ネットワーク管理者セットアップからクライアント セットアップをインストールした場合、すべてのクライアント インストールに Service Pack 1 を適用する必要があります。
  • Windows Server 2003 環境で、[エラー 1718。ファイルはデジタル署名ポリシーによって拒否されました。] というエラーが表示された場合は、技術情報記事 33818 をご参照ください。
  • Service Pack 1 は、ArcGIS 10.1 for Desktop トライアル版にも適用できます。
ArcGIS 10.1 SP 1 for Desktop Background Geoprocessing(64-bit):
  • ArcGIS 10.1 SP1 for Desktop Background Geoprocessing(64-bit)をインストールする前に ArcGIS 10.1 SP1 for Desktop をインストールしておく必要があります。
ArcGIS 10.1 SP1 Engine Background Geoprocessing(64-bit):
  • ArcGIS 10.1 SP1 for Engine Background Geoprocessing(64-bit)をインストールする前に ArcGIS 10.1 SP1 Engine をインストールしておく必要があります。
ArcGIS 10.1 SP1 for Server Windows および Linux:
  • ArcGIS 10.1 SP1 for Server は Customer Care ポータルから入手できます。これには、10.1 SP1 Web Adaptor のセットアップが含まれます。

    通常、Esri は ArcGIS Server のサービス パックを *.msp または *.tar ファイルの形式で提供します。インストールの操作を向上させるために、ArcGIS 10.1 Service Pack 1 for Server は、Windows 用の Setup.exe ファイル(*.msp ファイルではありません)か Linux 用の Setup ファイルで提供されます。Service Pack 1 のインストール手順は、次のとおりです。

    • ArcGIS 10.1 Service Pack 1 for Server を、ArcGIS Server 10.1 がインストールされていないコンピュータにインストールします。ArcGIS 10.1 for Server のインストールは、このサービス パックをインストールする際の前提条件ではありません。

    • または

    • Service Pack 1 を、ArcGIS 10.1 for Serverがすでに実行されているコンピュータにインストールします。Service Pack 1 へのアップグレード中、ArcGIS Server サイト全体が、すべてのサービスおよび構成も含めて維持されます。ArcGIS Server サイトの再作成を求められることはありません。Service Pack 1 を実行する前にファイルをバックアップする必要はありません。

    Service Pack 1 のインストールに関する詳細については、ArcGIS for Server(Windows)および ArcGIS for Server(Linux)のインストール ガイドをご参照ください。ArcGIS 10.1 SP1 for Server の内容に関する詳細については、サーバ ヘルプの「このサービス パックで解決された問題」および「WindowsLinux の新機能」のトピックをご参照ください。

  • 10.1 SP1 では、新しいバージョンの ArcGIS Server Cloud Builder on Amazon Web Services と、サービス パックを含む新しい ArcGIS Server AMI(Amazon Machine Images)がリリースされています。ArcGIS for Server for Amazon Web Services を利用しているお客様はこれらを利用できます。10.1 SP1 を既存のサイトにインストールする場合の手順については、ArcGIS ヘルプ ブックの「Amazon Web Services での ArcGIS Service Pack の適用」をご参照ください。
エンタープライズ ジオデータベースのアップグレード:

次のデータベース管理システムでジオデータベースをアップグレードする必要があります。ジオデータベースのアップグレードは ArcGIS クライアントから実行します。したがって、まずサービス パックを ArcGIS クライアントに適用してから、ジオデータベースをアップグレードする必要があります。ジオデータベースをアップグレードする手順については、ご使用の DBMS に該当するトピックとその関連リンクをご参照ください。

ST_Geometry のアップグレード:

Oracle または PostgreSQL データベースに ST_Geometry タイプをインストールしている場合は、ArcGIS 10.1 SP 1 クライアントをインストールした後に、そのタイプをアップグレードしてください。手順については、ご使用の DBMS に該当するトピックをご参照ください。

システム管理者:
  • Microsoft Systems Management Server(SMS)、System Center Configuration Manager(SCCM)およびグループ ポリシーを使用した ArcGIS 10.1 セットアップのエンタープライズ環境におけるインストールについて記した技術資料が提供されています。この資料には、追加のシステム要件、推奨事項、既知の問題、Microsoft Software Installation(MSI)コマンド ライン パラメータなどに関する説明が含まれています。ロックダウン環境における配置についても説明しています。 ArcGIS 10.1 Enterprise Deployment(英語)を参照するには、ここをクリックしてください。

ArcGIS 10.1 SP1 のセットアップ


注意: [ArcGIS 10.1 SP1 のファイル サイズとチェックサム値] をクリックすると、すべてのダウンロード ファイル サイズおよびチェックサム値が PDF 形式で表示されます。

製品 セットアップ
   
ArcGIS 10.1 SP1 for Desktop ArcGIS 10.1 SP1 for Desktop
  ArcGIS Desktop Case Tools Extension
  ArcGIS 10.1 SP1 for Desktop Background Geoprocessing(64-bit)
  ArcGIS 10.1 SP1 Data Reviewer for Desktop
  ArcGIS 10.1 SP1 Workflow Manager for Desktop
   
   
ArcGIS 10.1 SP1 Engine ArcGIS 10.1 SP1 Engine(Windows)
  ArcGIS 10.1 SP1 Engine(Linux)
  ArcGIS 10.1 SP1 Engine Background Geoprocessing(64-bit)(Windows)
   
ArcGIS License Manager 10.1 SP1 ArcGIS License Manager(Windows)
  ArcGIS License Manager(Linux)
  ArcGIS License Manager(Solaris)
   
   
ArcObjects SDK 10.1 SP1 ArcObjects SDK for the Microsoft .NET Framework
  ArcObjects SDK for Cross Platform C++
  ArcObjects SDK for Java(Windows)
  ArcObjects SDK for Java(Linux)
   
   
ArcReader 10.1 SP1 ArcReader(Windows)
  ArcReader(Linux)
   
   
ArcGIS 10.1 SP1 for Server 以下のセットアップは Customer Care ポータルから入手できます。
  ArcGIS 10.1 SP1 for Server(Windows)
  ArcGIS 10.1 SP1 for Server(Linux)
  ArcGIS 10.1 SP1 Web Adaptor(IIS)
  ArcGIS 10.1 SP1 Web Adaptor(Java Platform)
  ArcGIS 10.1 SP1 Web Adaptor(Linux)
  ArcGIS 10.1 SP1 Server Cloud Builder on Amazon Web Services
  ArcGIS 10.1 SP1 Data Reviewer for Server
  ArcGIS 10.1 SP1 Workflow Manager for Server
   

サービス パックの Windows へのインストール

次の手順は、ArcGIS 10.1 SP1 for Server には適用されません。Service Pack 1 のインストールに関する詳細については、ArcGIS for Server(Windows)のインストール ガイドをご参照ください。


  1. (License Manager のみ)License Server Administrator の [ライセンス サービスの開始/停止] パネルから、[停止] を選択して、License Server Administrator を終了します。

  2. 環境に適したセットアップを選択し、インストール場所以外の場所に配置します。

  3. セットアップ ファイル(*.msp、*.exe)をダブルクリックして、インストール手順を開始します。

  4. セットアップ プログラムが起動したら、画面に表示される手順に従います。

  5. コンピュータにインストールされている製品ごとに、2 ~ 5 の手順を繰り返します。

  6. (License Manager のみ)License Server Administrator の [ライセンス サービスの開始/停止] パネルから、[開始] を選択して、License Server Administrator を終了します。

サービス パックの Linux/Solaris へのインストール

次の手順は、ArcGIS 10.1 SP1 for Server には適用されません。Service Pack 1 のインストールに関する詳細については、ArcGIS for Server(Linux)のインストール ガイドをご参照ください。


  1. (License Manager のみ)License Server Administrator を使用して ArcGIS License Manager を停止します。
    % $HOME/arcgis/license10.1/LSAdmin
    [ライセンス サービスの開始/停止] で [停止] をクリックし、License Server Administrator を終了します。
  2. ArcGIS のインストール場所への書き込み権限があること、ArcGIS インストールの所有者であること、および他のユーザがその場所にアクセスしていないことを確認します。

  3. 環境に適したセットアップを選択し、インストール場所以外の場所に配置します。

  4. 次のように入力して、製品の tar ファイルを抽出します。
    % tar <オプション> gis101-sp<#>-<製品>-<プラットフォーム>.tar
  5. 以下のように入力して、インストールを開始します。
    % ./applypatch

    これによって、メニュー方式のインストール手順のダイアログが起動します。デフォルトの選択が括弧内に示されています。インストール手順を終了する場合は、「q」を入力するといつでも終了できます。

  6. (License Manager のみ)ArcGIS License Server Administrator を起動します。
     % $HOME/arcgis/license10.1/LSAdmin

    [ライセンス サービスの開始/停止] で [開始] をクリックし、License Server Administrator を終了します。

サービス パックの Linux へのインストール - 言語パック


  1. (License Manager のみ)License Server Administrator を使用して ArcGIS License Manager を停止します。

    % $HOME/arcgis/license10.1/LSAdmin


    [ライセンス サービスの開始/停止] で [停止] をクリックし、License Server Administrator を終了します。

  2. 環境に適したセットアップを選択し、インストール場所以外の場所に配置します。

  3. 次のように入力して、製品の tar ファイルを抽出します。
    % tar <オプション> gis101-sp<#>-<製品>-<プラットフォーム>.tar 
  4. 抽出されたディレクトリに移動します。

  5. 以下のように入力して、インストールを開始します。
    % ./Setup

    これによって、メニュー方式のインストール手順のダイアログが起動します。デフォルトの選択が括弧内に示されています。インストール手順を終了する場合は、「q」を入力するといつでも終了できます。

インストールされているサービス パックの識別方法

どの ArcGIS 製品がインストールされているかを確認するには、環境に適したバージョンの PatchFinder ユーティリティを選択して、ローカル コンピュータから実行します。

サービス パックの DVD コピーの入手

サービス パックを Web サイトからダウンロードするのが困難なお客様向けに、このサービス パックの DVD が提供されています。ご依頼方法は簡単で、「サービス パック DVD のリクエスト」で注文フォームに入力を行うだけです。米国以外の場合は、お住まいの地域の Esri ソフトウェア販売代理店にお問い合わせください。

サービス パックの更新

追加のサービス パックがリリースされていないか、[パッチとサービス パック] ページを定期的に確認してください。サービス パックについての新しい情報は、ArcGIS Resource Center に掲載されます。

お問い合わせ

このサービス パックのインストールで問題が発生したときは、米国内の場合は Esri のテクニカル サポート(1-888-377-4575)までお問い合わせください。米国以外の場合は、お住まいの地域の Esri ソフトウェア販売代理店にお問い合わせください。